著者 : 名無しさん@ピンキー ID:HhTOn5+2 氏
その5 ー >>939
開始:06/12/16
最終:06/12/16
その5 − >>939
【 無 題
】
「俺たちがわざわざお前を助けるためについてきてやったと思うのか?」
薄暗い山の中、背後は断崖絶壁。
目の色を変えた男二人に囲まれて、らんまは逃げ場を失っていた。
「お前らが親切心だすなんておかしいと思ってたぜ、良牙、ムース」
名前を呼ばれた男たちの顔が月明かりに浮かんだ。
「わかっているなら話は早いだ!」
男たちが我先にとばかりらんまに飛び掛った。
あっという間に両手両足を押さえつけられる。
着ていたものは無残にも破り去られた。
「お前ら!!やめろ―――――!!」
「と、いうことがあってもこれがあれば大丈夫。スタンガン1個1万円で売るわよ?」
「・・・・・・なびき、手前、勝手な妄想語るんじゃねえ!」
宝来山旅立ちの前夜のことであった
(完)